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日本の大学は9月始まりにしたほうがいいんじゃないか?という話

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オンライン授業に向けて

緊急事態宣言出されて、私が通っている都内の大学では5月から前期の全期間は自宅で「zoom」を用いたオンライン授業が始まります。

オンライン会議のイラスト(男性)

しかし、オンラインで授業するのは、通う手間と時間及び交通費は浮いたにせよ、却って費用が掛かるものです。

例えば、

  • 自分のパソコンはメモリ4GBでストレージは110GBという低スペックなパソコンの為、それぞれ最低8GB・256GBにする必要がある。
  • 自宅が良いで固定費はないけど、バイトがしばらくできない分自分のお小遣いがなくなる(収入が途絶える)
  • 大学の図書館が使用できなくなるので、レポートに用いたい参考文献が一切使用不可となる。
  • にも関わらず、学費は減免するどころか費用はまんまである。

また、生活面ではこんな不便もあります。

  • 自宅で一日中過ごすので、生活習慣が乱れやすくなる。
  • 友達に会えなくなるため、孤独感や不安感に襲われやすくなる。
  • 先行きの見えない不安と隣合わせになる。
  • 分からないところを教授や講師に直接訪ねることができなくなる。

等です。

これは私の場合の授業開始までの課題点です。

幸いうちはそこまでコロナ禍による経済的被害は大きくありません。(でもやや被害を受けてることは事実)

しかし、一人暮らしや私と同じように経済的に困窮している家庭ではもっと不便を強いられることは必至でしょう。

 

コロナで退学検討しなきゃいけなくなる?!

 一人暮らしや下宿している学生は大抵アルバイトや親からの仕送り等で何とか賄って生活している。中には親や身内に頼ることできずに自分の稼ぎや奨学金といった学費や生活費を賄う「苦学生」も多くいることは確かだ。

ワンオペのイラスト(女性)苦学生のイラスト 

しかし、今回のコロナウィルスの影響で唯一の命綱ともいえるバイトをいわゆる「コロナ解雇」によって解雇や出勤停止命令が下されて、収入が途絶えて苦悩している学生が増えた。

以下の文章は朝日新聞』2020年(令和2年)4月24日朝刊2面「学生困窮」という記事から一部抜粋したものたちである。

居酒屋のバイト料で学費や生活費をまかなう金沢大3年の男子学生(20)は3月以降、勤務時間が大幅に短くなった。月10万ほどあった収入は、今月は半分以下になりそうだ。

名古屋市の私立大3年の男子学生(20)も、月5万円ほどのバイト収入がなくなった。「不要不急の帰省をしている」と後ろ指をさされないか心配で、関西の実家に帰れないでいる。

九州大3年の女子学生(20)はバイト収入がゼロになり大分県に帰省した。実家も裕福ではない。すでに減免されている授業料について「今年はもっと減免してほしい」と話す。

 『FREE』という学生団体によると、「13人に1人が大学を退学することを検討するとある。

news.tbs.co.jp

せっかく受験して合格を果たし、入学したにも関わらずコロナの経済的打撃によって、大学を辞めないといけない、この先の人生を棒に振ってしまう真似をしないといけないなんてあまりに無慈悲で残酷であることはこの上ない苦渋と言えよう。

このままだと大学中退者が増えてこの先の未来を創生する若い世代の人材が激減して、下手したら戦後史上、そして令和始まって以来の最悪な経済的損失及び人材不足といった最悪な事態になり得る。

このままでは、今のコロナの影響で就職もほぼできない、バイトで食いつなぐこともできなくなって最悪路頭に迷う可能性のある人が増加したり、あるいは精神的に追い詰められて極端な話「自殺」する人も増えるかもしれない。

私はこの市井の状況下で困窮している同じ大学生として、そして上記のことを想像しただけで、ぞっとした。

そして圧倒的共感からか思わず泣きそうになった。

皮肉にも彼らの悲痛の叫び声は国(政府)や行政に届いていない

法的ではないが、多くの学生の間で被害を訴えている人が後を絶たない。

それなのに、大学側は学費減免したりしない。

オンラインの授業とリアルの授業。当然授業の質はアメリカで同じオンライン授業をする合格率2.0%も満たない程の名門・ミネルヴァ大学程良くなったとは言えない。

にもかかわらず、学費は減免されるどころか、ただ納入を延期するとかそういった措置しかしてくれない。

勿論大学側に落ち度はない。大学だって施設や職員の給料に充てたりしないといけない。

けど、学生たちにとってはたまったもんじゃない。

 

政府や行政は何をやってるんだ!?と思わず激高したくなる。

前の記事でもふれたように、虫の息で死にかけている(破産・潰れかけ寸前の暗喩)飲食店などの自営業に対する給付金の話題でもそうだ。

beatt.hatenadiary.jp

国や行政はなんだかんだ御託や詭弁並び立てては、今すぐにでも誰も彼も自分の給料を犠牲にしてまでも、目の前の苦しんでいる人間何人(なんぴと)も救おうという気概が見られない。寧ろ結果的に「見殺し」といっても過言ではない言動しているようにも思える。

今回の場合は、こうした若い世代の可能性の芽を摘むようなドライで冷たく黙殺している気がする。

そんなんだから、学生たちが立ち上がって、署名活動といった合法的な抗議をせざるを得ない状況に追いやられているのだ。

headlines.yahoo.co.jp

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寧ろこんな崖っぷち寸前の状況にまで追いやられて苦肉の策でこんな活動している今の国全体の体制そのものがおかしいと言える。

文部科学省の老獪な上層の公務員たちは、そろそろというか今すぐにでも打開策を練りだしてほしいくらいだ。そうしなきゃ、悲劇が悲劇を呼ぶことは必至だ。

文科省に限らず、このままいくと、コロナウイルスで死ぬ人よりも「コロナの影響で生活が困難になった」ことで飢えて死ぬ人が増えてしまうことだろう。

高等教育機関の改革をするなら今がチャンスではないか?

そろそろ本題に入る。

このように、学生側の都合と大学側の都合で連携や利害が一致していないこのおかしな状況。非常に割に合ってないし、公正な取引と契約が成り立ってない。

だったらいっそ4・5月からの授業開始を全体的に辞めたらいいと思う。

そして、本題の「9月から授業を始める」ことに大学全体いや、国全体そのものの体制を大々的に改革すべきだと思う。

かの「尾木ママ」こと教育評論家の尾木直樹氏も9月新学期を提唱している。

headlines.yahoo.co.jp

勿論この変革をすれば、大学だけでなくあらゆる方向で大きく左右されることとなる。

例えば、大学受験はおろか高校果ては小中学校の受験の時期が冬ではなく、夏となる。

それから就職の時期も、秋の時期からと半年大幅にずれることとなる。

 

だが、この改革をすることで個人的な見解で考察してみたら、こんなメリットとデメリットが出てきた。

メリット
  • 一方的に感染者が増えているこの状況で、感染拡大を食い止めるきっかけになる。
  • オンライン授業で必要な物(パソコン、メモリ増設、ヘッドセット、wifiなどのネット環境等)のイニシャルコストを抑えることができる。
  • アメリカを筆頭に、イギリス、お隣の国・中国等では9月始まりが世界的に主流となっている。そのため、日本も世界標準の時期にすれば、感染が収まった年からは海外からの留学生が来れすくなる。

benesse.jp

  • 日本では試験本番の時期は1月~2月となっている。そのため、寒くてインフルエンザや風邪をひきやすく尚且つ雪が試験日に降ったら鉄道が遅延や運転見合わせになったり、路面が凍っていると滑って怪我しやすくなる。そのため夏に試験をすれば唯一心配する事柄は「熱中症」くらいである。今どきはクーラーが付いているのでそこは何とか埋め合わせることができる。

風邪・インフルエンザのイラスト「マスクと鼻水の男性」雪で止まる電車のイラスト   

デメリット
  • 9月まで待機する児童や生徒たちにとってストレスになりかねない。特に小学生や幼稚園・保育園児など。

ストレスによる抜け毛のイラストモラトリアムのイラスト(女性)

  • コロナの影響で働けなくなった親や保護者にとって家事や自宅での子育ては大きな負担となり得る。特に共働きやシングルマザーがコロナの影響で被害を受けたら経済的・精神的に応えることになる。

シングルマザー・母子家庭のイラスト共働き家庭のイラスト 

  • アルバイトがしばらくできなくなる学生が増える。その分の行政や大学側からの補助金や学費減免が求められる。
  • 社会全体そのものが100年以上も続いた日本の伝統や慣習そのものを大きく揺るがす大変革となる。なので民衆や学校側、民間企業、行政等の皆全員が一致団結して受け入れて実行する「勇気」が必要となる。

まとめ

コロナが蔓延している時期に、まともな授業や就職活動ができない中、今まで通りの流れが通用しなくなってきている局面になっております。

なので、このピンチをチャンスに変えられるのは今しかないと考えます。そうしないと、この先変革できる未曾有のチャンスは二度とやってこないでしょう。

しかし、チャンスにはそれ相応のリスクも孕んでいます。なのでメリット・デメリットも慮りながらも最善な判断が国の代表格である政府や文科省などのミニストリー(省庁)の判断にかかっております。

早急なる措置を講じてほしいものです。

beatt.hatenadiary.jp